
組み込みエンジニアは激務で働くのが大変というイメージの方も多いのではないでしょうか?
過酷な労働環境と思われることが多く、業界は慢性的な人手不足に悩まされています。
転職するなら激務は嫌だと考えるかもしれませんが、組み込みエンジニアの需要の高さと将来性は抜群です。
この記事では、組み込みエンジニアが激務になりやすい理由、需要と将来性について解説します。
目次
組み込みエンジニアが激務な理由は慢性的な人手不足と人気の無さ!
そもそもなぜ組み込みエンジニアは激務と言われるのでしょうか?
プログラマー・SEという仕事自体が激務なことが多いというのも理由の1つですが、組み込みエンジニアが激務なのはそれだけが理由ではありません。
最大の理由は慢性的な人手不足なんです。
人手が足りていないため、1人1人にかかる負担が大きくなっているのが現状で、他の業界と比べても忙しく働かないといけません。
人手不足の理由①;人気がない
業界としては人手不足を解消するため、常に新しい人材を必要としています。
実際に組み込みエンジニアの求人を探してみると、多くの求人がみつかります。
ですが、組み込みエンジニアという職種は人気があると言えず、募集をかけても人が集まりにくいのが現状なんです。
そもそも、組み込みエンジニアの存在自体を知らない人も多いのです。
実際に私の周りを確認してみても、組み込みエンジニアの仕事を答えられる人はほとんどいません。
例えば、カーナビのソフト開発、携帯電話のOS、他にはエアコンの風を制御するプログラム開発などが組み込みエンジニアの仕事です。
これらの組み込みエンジニアの仕事をITではなく自動車業界や家電業界だと思い込んでしまって、初めから就職先の候補から外してしまっているといったことも人気の無さの理由のひとつです。
人手不足の理由②;難易度が高い
組み込みエンジニアは激務というイメージが強いのもそうですが、同時に難易度の高い仕事であることも人手不足の理由になっています。
たとえばオープン系のエンジニアであれば、未経験可という求人も多いのですが、組み込みエンジニアの場合はそうもいきません。
まったくの未経験だと仕事にならないことが多く、ある程度の経験やハードウェアとソフトウェア両方の知識が求められるため、そもそも求人に応募するハードルが高いわけです。
それでいて激務で大変な仕事となれば、敬遠する方がいてもおかしなことではありません。
こうして組み込みエンジニアは常に人手不足の状態になり、求人の人気も無いという悪循環に陥ってしまっています。
需要はどんどん高まっているにも関わらず、なり手がいないという厳しい状況が生まれているのです。
やりがいは完成した時の達成感!製品を手にした時には嬉しさ倍増!
激務というネガティブなイメージが強い組み込みエンジニアですが、SIer以上に大きなやりがいを得られるのも特徴の1つです。
また、難易度が高いからこそ、スキルアップを実感することができるんです。
組み込みエンジニアのやりがい①;開発した製品に直接触ることができる
同じエンジニアでもSIer(一般的なSE)の場合、自分が開発したシステムを直接手にできるということはあまりありません。
SIerの場合は基本的に企業で使うシステムがメインになるんので、実際に自分で使うことはまずありません。
一方で組み込みエンジニアの場合、家電や自動車など実際に手にすることができる製品が多く、この製品に自分が関わっているんだという実感を得ることができます。
自分が開発・製造に関わった製品を直接手にできるというのは組み込みエンジニアならではです。
実際に、自分が開発に関わった製品がビックカメラやヨドバシに並んでいたらとても嬉しいですよね。
組み込みエンジニアは激務だからこそ完成した時の喜びもひとしおです。
同時にやりがいを実感できる瞬間でもあり、こうした喜びや達成感は組み込みエンジニアならではの魅力と言えます。
組み込みエンジニアのやりがい②;スキルを高めることができる
一般的にエンジニアはソフトウェアの専門家であり、ハードウェアについてはあまり詳しい知識は求められないことが多いのですが、組み込みエンジニアはソフトウェアとハードウェア両方の知識が必須です。
それだけ知識も必要で、大変な仕事でもあるのですが、自分自身を成長させる、スキルアップさせるためにも最適な環境なんです。
意外とソフトウェアとハードウェア両方の知識をもっているエンジニアはあまりいません。
なので、将来的に転職することがあったとしても、組み込みエンジニアを経験することでスキルを高められ、貴重な人材として、有利に転職活動を進めることも可能なんです。
IoTの導入により需要は急増!忙しいけど組み込みエンジニアの将来性は抜群
たしかに組み込みエンジニアの仕事は忙しいことがほとんどで、激務とされることも多いのは事実です。
それだけ人手不足なわけですが、IoTの導入により、需要は急激に増加しています。
もちろん需要が増えれば、年収アップも期待できます。
組み込みエンジニアの将来性①;IoTの導入により需要は急増
少し前までなら家電や自動車にインターネットが活用され、さまざまな機能やサービスが使われるというのはほとんどありませんでした。
それがIoTの急激な普及により、今ではあらゆるものがインターネットに接続できるのが当たり前の時代になってきています。
多くの家電などがIoTを活かしたものになってきていて、それに伴い組み込みエンジニアの需要もどんどん増加しています。
例えば、スマホで簡単にエアコンのスイッチのON/OFFができたりしますからね。
他にも車の自動運転やレシピをもとに自動で調理する調理家電など、あらゆるものや場所で組み込みエンジニアの需要が高まっていくと言えます。
今後はさらに需要が高まりますし、大手企業を中心に組み込みエンジニアを必要としている企業は多いので、高いスキルと経験を持つ人はかなり重宝されます。
たしか組み込みエンジニアは忙しくて大変ですが、将来性に関しては抜群と言えますね。
組み込みエンジニアの将来性②;スキルを身につければ年収アップも
ただでさえ人手不足の組み込みエンジニアですが、今後は需要増により、さらに人手不足になります。
経済産業省によると、2020年には37万人のIT人材が不足すると言われてます。
とにかく、きちんとしたスキルを持ったエンジニアが足りないんです。
私はシステムエンジニアですが、「この人本当にSEなの?」って疑ってしまうほどスキルがない人をたくさん見てきました。
日本企業のほとんどは、まだ終身雇用制なので安心かもしれませんが、今後はスキルの無いエンジニアは厳しくなると思われます。
その点、組み込みエンジニアは日々の業務を通して十分なスキルを身につけることができるので、活躍できると言って問題ないですね。
さらに業界が人手不足ということもあって、スキルのあるエンジニアは年収アップも期待できるので、組み込みエンジニアの将来性はまったく問題ないと言えます。
組み込みエンジニアの将来性③;残業時間は減少傾向
組み込みエンジニアは現在のところ、慢性的な人手不足に悩まされていているので、どうしても激務になりがちです。
人手が足りないので忙しくなってしまうのは仕方ない部分ではあります。
ですが、働き方改革により、以前のような激務でもなくなってきています。
私の知り合いの組み込みエンジニアは、10年前には1ヵ月の残業時間が60時間を超えることが多かったのですが、最近では30時間未満にまで減って来ています。
もちろん、休日出勤はありません。
年々、残業に関する規制は厳しくなってきているので、これからも徐々に残業が減り、激務の環境から改善されることが期待できそうです。
組み込みエンジニアは需要があって将来性も抜群な職業なんです。
激務と思われているので敬遠されがちですが、徐々に環境は良くなってきています。
求められるスキルや知識の多い業界ですが、いざ転職できれば将来も安心で、長く働き続けることができるのも組み込みエンジニアの特長です。
未経験でも組み込みエンジニアになることは不可能ではありませんが、最低限のプログラミングスキルがないと厳しいです。
一方で、実務経験がなくても、プログラミングスキルがあれば転職にはかなり有利になるので、是非身につけることをオススメします。
プログラミングスキルを身につけるなら、DMM WEBCAMPがおすすめです。
全くの未経験でも挫折しないように、あなた専用のカリキュラムでサポートしてくれます。
また、転職保証も付いているので、これから組み込みエンジニアになりたい人にはバッチリです。
組み込みエンジニアになるなら、まずは無料体験カウンセリングを受けてみましょう。
公式サイト⇒将来性抜群の組み込みエンジニアになろう!無料カウンセリングはコチラ!
【まとめ】組み込みエンジニアは忙しいけど、将来性抜群な職業
いかがでしたか?
この記事では、組み込みエンジニアが激務な理由と忙しいけど将来性は抜群であることを解説しました。
最後に重要なポイントを箇条書きで紹介しましょう。
これがこの記事の重要なポイントです。
組み込みエンジニアは人手が足りないので、忙しくなってしまうのはある程度仕方ない部分ではあります。
ですが、SIerにはないやりがいを感じることができ、製品を手にした時の喜びは、組み込みエンジニアでしか感じられないくらい素晴らしいものです。
業界の今後についても、IoTの導入と普及により、さらに需要が高まると予想されていて将来性は抜群です。
もちろん、需要が高まれば年収アップも期待できます。
例えば、あなたが未経験から技術力を身につけて年収アップを目指すのであれば、侍エンジニア塾のようなサービスもあります。
DMM WEBCAMPでは、挫折することがないように、キャリアアドバイザーがあなたをサポートしてくれます。
少しでも、組み込みエンジニアになりたいと思っているなら、今すぐ無料カウンセリングを受けてみましょう。
公式サイト⇒未経験から組み込みエンジニアになる!無料カウンセリングの予約はこちら!